2月になると毎年、組み木のおひなさまを前橋ヴィエナの玄関に飾ります。
私の子どもたちが小学生のころ、糸鋸(いとのこ…電動で竹串のような細いノコギリが上下し、それで木を好きなかたちにカットしていく機械)で、動物のかたちなどを作る工作を教えてくれる会場に出かけたことがあります。夏休みの宿題対策だったかもしれません。
それに家族(私以外)がはまってしまい、うちに小さな糸鋸を買いました。一番はまったのが私の夫で、とうとう上記の写真のおひなさままで作ってしまいました。
小黒さんという有名なデザイナーの方の型紙です(本も出版されています。「組み木 小黒三郎」などと検索すると公式サイトでいろいろなデザインが楽しめます)。5段飾りが、それぞれ1段ずつ直径20センチ程度の円に収まるのです。そのため、しまうときはピタッと丸い5段の重箱みたいなものの中に納められます。
お人形店で買うと同じデザインのものが10万円以上するのを後日知って驚きました。うちのは、ホームセンターの木の切れ端コーナーで買い集めた木で出来ています。
出来上がった物に、色を塗ってニスを塗って一年しまって置き、次の年に出そうとしたら各段のおひな様が張りついてとれなくなってしまいました。
無理矢理はがしたら、ところどころ色がはげました…
それがかえっていい感じとなり、「古くて味わいがありますね」などといわれたりしています(笑)
kumiko