発表会

ヴィエナの子どもたちの第18回発表会が11月3日に2つありました。

ヴィエナの子どもの発表会は5部(5回)に分かれています。1回の出演者は子ども25人程度。総勢120人を5回の発表会に分けて行います。今年は11月3日に2回。11月15日に3回です。

3日は午前が幼児。午後が1.2年生。15日が午前が3.4.5年生。午後が6.中1年生。夜が中2から高校生。

今回のブログは裏方の話もまじえて…

たとえばカレーを作るのは1皿も10皿も手間はあまり変わりません。

ところが発表会は人数がある一定を超えて増えると、手間が逆に増えるということを発見しました。1回より5回の方が5倍ではなく8倍の時間みたいな感じです。

まずお祝いのケーキですが、普通でしたらケーキやさんに配る時刻までに運んでいただき、それを配ればいいだけですが、11月3日は届いたうちの半数は配るのが数時間先ですので、すごく大きな重たい保冷ボックスをヴィエナで用意しておき、幼児の発表会の進行中に裏でごそごそと午後用に半数をそこに詰めます。そんなこと1回だけの発表会のときは必要ありませんでした。

このとき兄弟の出演者には、違う味のケーキをおうちで楽しんでもらいたいというヴィエナのこだわりから…

正「この列がチョコレートクリームのだって、いま持ってきてくれたお店の人が言っていた」
久美子「えっ?じゃあチョコ8箱だね。あとは白いクリームのね。」
正「午後の分はこのうちのチョコ3個だからそれは保冷ボックスに移してね」
私「箱が同じだから、チとか印(しるし)した方がいいよね」
正「大丈夫だよ、そんなことしなくても…」
私「したほうがいいと思うけど…」
そこへ友美せんせいがやってきて
友美「こういうときは絶対に印したほうがいい。わーって配ったらわからなくなる」

それで私が箱に印を付けながら、そうっと保冷ボックスに「えーっと、白が20箱、チョコが3箱…」などと移しました。

ヴィエナのプログラムは全員の写真入りです。教室は高崎と前橋。全員を1つのカメラで撮ります。

久美子「ねえ、ややこしすぎるからカメラもう1つ買おうよ。」
正「買わない。カメラによって多少色合いが変わる。2台で撮ると色がまちまちでプログラムが変になる。」

こんなわけで、きょうはカメラを高崎に持っていくとか、まだ前橋のKちゃんが、この間は風邪で欠席でとれていないから前橋で使いたいとか…
120人を全員撮り終えるのは本当に大変です。
「きょうは体育着で来ちゃったから、次回にして」という子に「顔しか写らないから、きょう撮るよ。大丈夫!」などの会話をしながら。講師も絶対今日撮る、と真剣です(笑)

このような裏方の状況ですので25人の写真をとるのの、単に5倍の手間では済まず、めちゃめちゃややこしくなります。

どうしてケーキにしてもプログラムにしても、こんなにこだわるのか、自分たちでも不思議に思うこともありますが、良くしたいと思っているうちに、こんなふうになってしまいます。前回のブログで友美せんせいが書いていたフルートの絵の話もその一つ。

もちろん一番こだわるのは発表会そのものの内容です。

5回にも分けずにチャチャッと(笑)済ませよう、という方向に行きたい気持ちになったこともありました。でも…

ヴィエナの発表会は2度出演します。前半はソロ。後半は連弾です。もしソロだけにしたら、半分近くの時間で済みます。でも連弾もしたいのです。これは親御さんも多く出演してくださるので、お子さんとの一体感も湧きます。ドキドキも一緒に味わってもらえます。よい思い出にもなります。また、連弾は9割の曲が祖父母の方々も馴染みのある曲で、楽しめます。照明も赤や黄色。雲を流したりでとても美しいステージになります。
ことしは昨年に引き続きバルーンも、いっそうステージを盛り上げてくれました。

というわけで、短縮することもなく、ヴィエナの発表会は生徒数の増加とともに年々回数が増えています。
15日にあと3回を乗り切らなくてはなりません。でも実はとても楽しみでもあるんです。子どもたちの演奏は聴き応えがありますので。

どうぞ、みなさまお出かけください。午前は9時30分から、午後は13時から。夕方は17時から。各回とも2時間から2時間半程度。会場は前橋市民文化会館小ホールです。車の詰め込みはしません。入場無料です。。
「この表紙の絵の中にリスは何匹いるでしょう」などの、クイズ付きのプログラム。フルート1本にも長時間かけたこだわりのプログラムが入り口でみなさまをお待ちしています。

kumiko

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