今回はアンサンブルの部をご覧ください。
発表会では後半にアンサンブルの部として、連弾や他の楽器とのアンサンブルを行っています。
以前は連弾の部という名前で、親子連弾や兄弟での連弾が主でしたが、だんだんと少しでも楽器を弾ける方は是非参加してみてください!との声がけで、アンサンブル的なものが増えてきたという経緯があります。
ピアノは一人でも音楽として成り立ってしまうからこそ、他の楽器と合わせて演奏することがあまりありません。実際には伴奏するのに最適な楽器なのですが、小さいうちにピアノを勉強している間はやはり一人でどうに演奏するかという方に考えも行ってしまいがちです。そこで、小さなうちから、他の楽器と合わせるということをやってみようという企画になります。
勉強にももちろんなりますが、何よりも楽しい!
「全然弾けない・・・」と言っていた親御さんも、ピアノに座って指一本で、二つの音を弾くだけでも立派に音楽になります。子どもの感じている舞台での緊張感も共有することができ、良い思い出にもなっているようです。
ご家族でのアンサンブル。みんなで一つの音楽を奏でるのは本当に素晴らしい経験になると思います。
こちらはお父様との共演。アンサンブルとなると、そもそもその編成の楽譜がないことが多いので、ピアノの編曲も、合わせる楽器や、生徒のレベルに合わせて最適に聞こえるように考えて私が行っています。
大学生のSさんは専攻の歌を披露してくれました。年齢が高くなってくと、学校で吹奏楽で吹いている楽器だったり、音大などになればその専攻の楽器や声楽での出演も増えてきます。
特に今回の発表会の3部では、アンサンブルの部のプログラムが半分以上、ピアノ以外の楽器となり、本当に贅沢なコンサートを聴いているようでした。
春が近づき、新しく教室に通い始める子供たちも多くなってきます。今年もみんなの生活の中に音楽を届けていきたいと思います。