コンクールは対策をしつつ開催している中、先日芸術劇場でまたコンクールがありました。今回は審査ではなく、伴奏。フルートとヴァイオリンの伴奏を担当し、二人とも無事合格し、全国大会に進むこととなりました。おめでとうございます!
伴奏はソロとはもちろん違い、相手の楽器を「聴く」ことがとにかく大切になります。
ソロの場合は自分の音だけ(だけと言ってもピアノの音は沢山あります)聴けばよいので、ある意味ではそれ以上に難易度は高いとも言えます。
また、楽器によっても特性があり、フルートは柔らかい音がする分、低めの音域では音が聞こえにくくなるので、ピアノは少しテンションを減らしてあげます。そして吹奏楽器は全般にブレスがあるので、そこも気にしながら演奏します。伴奏の音は少ない場合でもそこは特に気を使うところになります。
ヴァイオリンはそれと比べると音量は出ます。ですので逆にピアノが小さすぎると一体感が無くなってしまうということもあります。音楽的に息を合わせるコツなどはどの楽器も同じ部分もありますが、結構伴奏者というのは色々考えてやらなくてはなりません。こうにやったら合わせやすいなどの引き出しは沢山あるにこしたことはありません。
今回のようなコンクールでは完全に引き立て役に回るので、安心して弾けるようにサポートするという感覚です。コンサートなどで、お互いが対等な立場で音楽をする場合だと、また少し変わってくることもあります。 なんとなく、サブの扱いの伴奏者ですが、とても聴きながら、考えながら弾いています。今年も発表会を開催することを決定しました!