発表会のプログラムの表紙に、毎年、正せんせいは大変な情熱を燃やします。11月3日にリサイタルが終わってからは、それ一色(といっても伴奏を頼まれたり、コンサートを依頼されたり、いろいろ動いてはいたようですか゛…)。毎晩明け方まで、一人パソコンに向かい、悩んだり、いたずらっ子のように面白いイラストにしてみたり。
そして、とうとう出来上がったのが題名「雪だるまの音楽隊」。12個の雪だるまが行進しています。先頭の雪だるまは「ヴィエナ発表会」の旗を持っています。
正せんせいは、雪だるまが「12匹」などと言ってます。「12個でしょう?」というと、納得しない様子。12人と言ってもいい感じだけど、書いている間に愛着がわいて、可愛くて動物のように呼びたくなったのかもしれません。
そして毎回印刷を引き受けてくださっている小柳さんに出来上がった原稿を送ったところ「この雪だるま、久美子先生にそっくり!」と大笑いだったそうです。
後日、納品のときは私が受け取ったのですが、私の顔を見て「ホントに不思議だけど似ているんですよね。なんか特徴とらえているんですよね。先生そんな髪型しているわけではないのにねえ」とまた笑っていました。(小柳さんは私にピアノを習っています。とても良い感性をお持ちで、いつも素敵に演奏します。)
講師三人の雪だるまが12匹の中に隠れています。私は友美せんせいがそっくりだと思うのですが、たいていの人は私を一番に見つけて笑います。
kumiko