6/3は、高崎コアホールで、おとなの発表会でした。
それに続き、6/10と6/17は、ヴィエナのホールで子どもたち。
ヴィエナのホールは、大きなホールみたいに階段状に設計されています。
これは私の強い希望でした。わたしは背が高くないので、平らなホールですと、前から3番目くらいの椅子に座ると、もう出演者が見えません。
よく「生の演奏を聴くと、CDなどとは、またひと味違ってすごくいい」などといわれますが、「生の演奏を聴く」という中には、「生の演奏を見る」もかなり含まれているはず。
私はいままでに何度も、平らなホールで、後ろのほうに座ってしまい、演奏者が最後までほとんど見えず、残念な思いをしたことがあります。
ヴィエナのホールは60人程度の小ぶりのホールではありますが、作るなら、最高のものを、と考えました。
せっかく楽しみにいらしてくださった方に、「何も見えなかった」という残念な思いはしてもらいたくない、と思いました。
特に子どもたちは後ろの方に座ったら何も見えないでしょう。
発表会当日、一番人気は、やはり最前列かもしれませんが、それと同等くらいに人気なのが最後列。本当によく見えるんですよ!
ヴィエナのホールはすべて特等席です。
建築の際には、広瀬住宅の新井さんに本当にお世話になりました。
こんなホールを作るのは初めてとのことでしたが、とことん要望を聞いてくださり、特に「木のベンチなのに、座り心地が良い」にこだわりました。「背もたれの高さが、長時間座っても痛く無いのは何センチか」等々、新井さん、主人、私の3人で「もう1センチ上かな?」などのこだわり。そこに腕の良い大工さんが本当に良くそれを実現してくださり、「日本でただ一つ」みたいな不思議なホールが出来上がりました。
このホールで6/10,6/17の2日間、5回に分けて、各20人ずつ、子どもたちのとても上手な素敵な音楽が聴けて、最高に幸せな時間を過ごすことができました。
kumiko